2007年10月26日

ステキな生き様だね!Ray/レイ・チャールズ

最近は、アクション映画より、人の生き様や時代物にとても惹かれます。

これも、老いている証拠ですかね(笑)


レイ・チャールズって、とても波乱万丈な人生だったんですね。

周りにいる人は、大変だったのだろうけど。

すでに、亡くなってしまったけど、
印象は、「いとしのエリー」からだから、もう、おじいさんだったな。


スティービー・ワンダーもそうだけれど、盲目なのに、
どのようにして音楽を作ったり、ピアノを弾いたりできるんだろうか、と
見るたびに、思っていました。

やっぱり、天才ということか・・・

しかし、天才は早死にか、問題児か・・・とにかく波乱万丈だね。


レイ・チャールズは、幼いころ、目の前で、
助けることもできずに弟の溺死事故を目の当たりにしたことを
いつまでも引きずっていたということです。

きっと、自分のせいで、弟を死なせてしまった、と思っていたのでしょう。

盲目になってから特に、その心の中に、
いつも、当時の弟が見えていたのかもしれません。

なんて、悲しいのだろうね。

だから、麻薬や女性に走ってしまったのでしょうね。
そこから逃げるために・・・そんな気がします。


私は、若いときのレイ・チャールズは知りませんが、
きっと、心根のやさしい人だったのではないでしょうか。

この映画は、そんなレイ・チャールズの人生を描いた傑作でした。

レイ・チャールズが乗り移ったかのような
ジェイミー・フォックスの演技がとても印象的で感動しました。


2004年ナショナル・ボード・オブ・レヴュー最優秀主演男優賞
2005年ゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞
(ミュージカル部門)ほか多数受賞

幼い時に視力を失った、17歳のレイ・チャールズ・ロビンソンは、
盲目の天才と呼ばれ、1948年に故郷ジョージア州からシアトルに出て、
音楽を始める。

そして、バンドの一員としてツアーに参加するが、その頃に麻薬を。
54年にゴスペル・シンガーのデラ・ビーと結婚し、
ソロのレコードでヒットを飛ばした。

しかし、レイはバック・ヴォーカルのメアリーと愛人関係にあり、さらに57年、
ヴォーカル・トリオ、レイレッツのメンバーであるマージーを新しい愛人に。

その後、レイはアトランティック・レコードからABCレコードに移籍し、
60年に『我が心のジョージア』で初のグラミー賞を受賞。

だが、ヘロイン浸りの生活を続けて、ついに、マージーが麻薬で死亡。
65年、ボストンの空港で、麻薬の密輸で逮捕されてしまう。

彼は自発的に麻薬更生所に入り、克服。
そして、長年苦しめていた、弟の溺死事故のトラウマも克服した。

ジョージア州は、79年に契約違反で永久追放したレイの名誉を回復し、
『我が心のジョージア』を州歌にした。

これが、ノンフィクションの人生だなんてね。


不遇の幼少期からレイ・チャールズは、いろいろな体験をしてきたから、
その歌が、人々の心に感動を呼ぶのでしょう。


思ったのは、きっと、私たちも知らないうちに、数多くの体験や感動を
身に着けて生きているのかなって。

レイだけではなく、人の一生って、誰でも内容が濃いかも知れませんね。


では、バイバイ!


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投稿者: 日時: 2007年10月26日 03:07 | パーマリンク |TOPページへ画面上へ

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