2007年10月03日

想念は怖〜いよ!「シークレット・ウインドウ」

私は祈祷師でも心理学者でもありませんが、
人間の「念」について、大変に興味がありますね。

「信念」「想念」「怨念」「観あ念」「情念」「念力」・・・
これらは、人生に大きな影響を与えます。


この「シークレット・ウインドウ」(ジョニー・デップ主演)もそうですが、
「念」というものは、目には見えないけれど、自分の人生に限らず、
他人の人生にまで大きな影響を与えてしまう力があるのです。


よく、「信念」の強い人は、人生に成功する、と云われます。
また、人の「怨念」で、事故を起こした、なんてことも云われます。

科学的な立証はありませんが、古来より日本人は、
この「念」の力を重要視してきました。

政を司る方の周りには、必ず祈祷師がおり、
政局の行方や敵対相手を呪う祈祷など、
「念」の力を信じて、最大限に発揮できるようにしていました。

このように、人間の「念」の力は、凄いパワーがあるといえますね。
プラスの「念」は、幸せになり得ますが、
マイナスの「念」は、破滅に向かいます。


この「シークレット・ウインドウ」のジョニー・デップ演じる、
人気作家モートは、奥さんに愛想をつかされ、
他の男性と結婚してしまったり、
作家として、行き詰まっていた状況から
自分の中に被害妄想や怨念が渦巻いていたんでしょうねえ。

そんな彼は、無意識のうちに想念の中に
自分の裏表の人物を創造したのです。

すでに自暴自棄になっていたモートは、
自分を盗人と批判する人物や
自分の恨みを晴らしてくれる人物を創り上げ、
あたかも現実に存在するごとく、世間にアピールしました。

そして、その人物は、モートの親友や前の奥さんや
その夫まで次々と殺していくのでした。怖〜い・・・

しかし、実際には、モート自身が犯した罪に他なりません。
その人物は、モートが自分の想念の中で創り出した架空の人物だからです。


モートが、意図的に創り出したのか、
いろいろな妄想から無意識に創ってしまったのか・・・


現実社会でもこのようなことは、よくあることです。
想念で架空の人物を創り上げ、挙げ句の果ては、
自殺したり、犯罪を犯したり。

人間は、所詮、弱い生き物かもしれません。
肉体的にも精神的にも。

どうせなら、幸せいっぱいの自分を想念の中に創ってみたいものです。


あらすじ・・・
人気作家モート(ジョニー・デップ)は、
妻との離婚協議や作家として行き詰まっていた。

ある日、謎の男シューターが現われる。
彼は、モートが自分の小説を盗作したという。
モートには全く覚えがなく、盗作はしていない。

しかしシューターは、その盗作したという小説の
結末を書き換え、自分の名前で出版しろという。、

モートは友人の探偵、ケンに調査を依頼。
だが、別居中の妻の家が放火で全焼したり、
シューターの目撃者やケンが殺害されてしまう。

実は、シューターとは、
モートの想念で創造した、一つの人格だった。

そしてモートの心身を支配したシューターは、
エイミーを殺害し・・・

原作は、スティーヴン・キング。

やっぱりってか?


では、バイバイ!

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投稿者: 日時: 2007年10月03日 21:48 | パーマリンク |TOPページへ画面上へ

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